体育座りの部屋の隅から

山田涼介さん、Hey!Say!JUMPに関して喋ります。

Myojo 真紅の音

Myojo 真紅の音

今更ではあるが24時間テレビドラマの件もあるので書いてみたいと思う。

 

読んだ感想は「やっぱり」という感じだった。

ごくごく身近な存在が死の淵に立たされたり、重い病気を抱えたりした人は なんていうか独特の「匂い」みたいなものをまとっている。日々傍らに命の終わりが見え隠れしていて、日々生きること死ぬことを考えて、明日その日が来ても後悔しないように生きて、どうしたって刹那的になる。全ての選択の元が「明日人生が終わるとして後悔しないかどうか」になるから。

誰でも人生の中でそういう「お役目」のような期間ってあると思うけど、若いうちにくる人も歳がいってからくる人もいるだろうし、もしかしたら来ない人もいるかもしれない。もちろん誰もが明日何が起きるか分からないし、事故や病気で急に亡くなる事もあると分かってはいるだろうけど、それを頭では理解していても、実際に経験するそれとは全く別物だ。まるで別世界があったかのような感じがした。別に経験したから偉いとか、経験してないから悪いとか言うつもりはないけれど。

きっと山田くんもそういう人生を歩んできたのだな。と容易に推察できる。だから私は彼の考え方や、歌や、演技や、彼から発せられるものに何とも言えない刹那的な、同じ匂いを感じ取っていたのだと思う。ただ、そういう経験や考え方があるから余計好きになるとか、変に共感するとかはない。だって全部を含めて山田涼介で、そういう彼を私は好きになって、これからも好きだから。

 

多分今年の24時間テレビドラマは山田くんにとって思い出深いものになると思うし、鬼気迫るものを見られるのではないかと思っている。でも、私は見られないような気がしている。ドラマ主演の発表があって脳腫瘍ものと聞いた時から思っていたけれど、予告などで見る余命2ヶ月という言葉や発作のシーンがリアリティを感じさせすぎて、まだ生々しく記憶を蘇らせるから。